場の医学と野口整体

  

がんになりやすい性格

2018年 8月08日

がんと性格

 がんの原因が精神的ストレスであるならば、ストレスをためやすい性格の人は、がんになりやすいことになります。
 体にはストレスがたまるとその反応が色々な形で体に現れますが、ストレスの種類によって体の反応が異なります。
 従って、経験を積めば、ある程度その人の精神状態が分かることになります。そのため、多くの人の体に触れた経験から、重病の人ほどストレスをため込んでいることに気がつきました。

 病気だからストレスをため込むというより、がん、糖尿病、腎臓病、リウマチなどになる人の多くは、元々ストレスをためやすい傾向があります
 一方で、ストレスをため込んでいるように思えない人でも、がんなどになっています。そのような人に尋(たず)ねると、たいてい思い当たることがあるようです。彼らの多くは、夜も眠れないような(ストレスの)日々が続いた経験を持っています。

 結局、がんになりやすい人は、ストレスをため込みやすい性格の人かストレスを生じやすい環境(職場や家庭)にいる人、あるいは非常に強いストレスに悩まされた経験のある人になります。

がん

 ちなみに、がんになりやすい性格として、
   心配性・神経質
   きまじめ・完璧主義・根を詰めやすい
   負けず嫌い・頑張り性(我慢強い)
   気配り性・感情抑制型
   短気(苛つきやすい、怒りっぽい)
などがあるように思います。
 趣味などで根を詰めるのは良いのですが、責任感などから根を詰め過ぎるのは、有害ストレスであることに気付かないので危険です。

 ストレスには体を守る(元に戻そうとする)働きがありますが、ストレスを解消できずにため込み続けると、体の障害が増え続けて深刻な病を招きます。例えば、ストレスで血流を増やす処と減らす処があり、ストレスが続くと、血流が減る処で血流障害になります。
 ストレスを味方にするか敵にするかでその人の健康状態、ひいては人生が変わります。私たちは、ストレスをあまりにも軽視してきたのです。

がんは防げる

 他の病気と同じく、免疫力の低下によってがんになるのであれば、免疫力の長期低下を防げば、がんを防ぐことができます。そして免疫力の低下を招く主な原因がストレスであれば、ストレスのため込みや夜も眠れないようなストレスにさらされない限り、がんにもならないはずです。
 ストレスのため込みを防ぐ最良の方法は、熟睡することです。熟睡(爆睡)できれば、ストレスは解消されています。むしろ体に有益なストレスに変化しているはずです。

 本来、ストレスは体を活性化しますが、睡眠を妨げるストレスは体に有害です。
 お酒や睡眠薬の助けを借りて眠るのは、質の悪い眠りです。(熟睡になりません。)
 笑いのある生活もストレスをため込まない方法として有効です。ストレスのある人は、心にゆとりがないので笑えません。従って、笑いと泣くことは、ストレス解消に効果があります。泣いたり笑ったりすることは、体の緊張を緩めてストレスを軽減するのです。
 足の冷えを防ぐこともがん防止に必要であり有効ですが、これは万病の予防法です。

がんは遺伝するのか?

 がんは遺伝するという話を良く聞きます。実際、両親ががんで亡くなっている場合、子供もがんで亡くなることが多いようです。
 しかし、がんがその部位の免疫力低下で増殖する以上、がんと遺伝を結びつけるのは無理があります。
 ただ、免疫力低下を起こす血流障害が精神的ストレスによって起こされることを考えると、性格の共通性はあるように思います。
 従って、がんになりやすい性格の両親を持つ場合、子供もがんになりやすい性格である可能性は高くなります。
  しかし、がんになりやすい性格というのは、がんになりやすい考え方(思考パターン)のことですから、これは変えられます。従って、考え方を変えれば、がんを避けることができるはずです

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